転職活動を決意したからには何かしらの動機があるのだと推測します。
闇雲にただ転職活動をすることは、あなたの今後のリスクを高めるしかありません。
「まずは転職サイトに登録だ!」
間違ってはいませんが、最初の担当者との面談やエージェントとの会話の時に矛盾が生じてしまったり、検討違いな案件を紹介されるだけです。
では、何を最初にするべきか。
それはあなたが転職を通じ、どうなりたいかです。
もう一度言います。どこでもいいから転職出来ればいいというのは、運が良くないと成功しません。
そして、失敗し、また同じ過ちを繰り返すことになります。
あなたにとって何が転職の成功なのかを最初に整理しておくことで、ブレない軸が生まれます。
具体的な自身の整理内容は以下ご参照下さい。
条件の洗いだし
一番大事なことは、条件の洗い出しです。
「あなたは何を持ってその転職を成功と見ますか?」
この要素となる条件を以下の順に従って整理して行きましょう。
リストアップ
まずは、条件・項目のリストアップから始めましょう。
何でもいいです。
理想・希望から絶対譲れないもの、浮かんだ言葉、これらをできるだけノートでも何でもいいのでリストアップして行きましょう。
例えばですが、こんな感じでしょうか。
- 業務内容
- 年収
- 業界
- 勤務地
- 会社規模
- 社風
- 人間関係
- 福利厚生 ←できれば細部まで(諸手当、有給日数、社宅、保険、財形など)
ほかにも沢山あると思います。あなたなりのリストを作成してみましょう。
優先順位付け
上に挙げたリストに、番号を付けていきましょう。
この転職で何を果たしたいか。
当然、現職からの比較から入った方が具体的で決まりやすいと思います。
ここはよく考えて、じっくり自問自答してください。
軸を決める重要なポイントです。
ちなみに私の場合は、下のリストで設定しました。
- 勤務地
- 年収
- 福利厚生(諸手当、年休)
- 業務内容(営業、マーケティング系)
- 業界
- 社風
家族持ちで妻が仕事を持っていたため今の住まいを極力離れないようにということでまずは勤務地。生涯固定ではなく、「最初の数年は」ぐらいの感覚です。
年収は今よりも上げるという意思を強く持ってました。
福利厚生の諸手当は年収にも繋がるので重要なポイントです。
正直、上記3つが良ければ業界、業務内容に拘らないつもりでした。
面白いのが、強いスカウト(是非わが社に来てほしい系)は同じ業界・業務内容のところからメインに来ますので固まってくることが多いです。
⇒その時点でセミマッチしてる。
社風や人間関係なんて、どの業界でも一緒だと思ってます。
ワンマン(オーナー)企業なのか、そうでないかの違いぐらいでしょうか。
特に人間関係の部分なんて、変なのはどの企業にもごまんと転がってます。笑
ここを第一にしている方は要注意です。そういう企業を見つけるのは容易ではないです。
ただ、見つけ方もあるので、別の記事で紹介しようと思います。
妥協点の線引き
ここからは、あなたの中での軸の柔軟さを決めていきます。
上に挙げたリスト(あなたが追加した項目含む)の中で、年収だったら下限直、場所だったらここまで、などのここからは譲れないという線引きを具体的に行って下さい。
例を下記します。
- 勤務地(通勤時間1.5時間以内)
- 年収(現状の1.2倍)
- 福利厚生(最低でも住宅補助、社会保険完備、土日休み、年休10日以上)
- 業務内容(営業、マーケティング系)
- 業界(建築以外)
- 社風(ワンマン不可)
ここもじっくり考えてください。1週間ぐらい練ってもいいと思ってます。
これ決めてからの行動は確実に早くなります。
+α
これはマストではありませんが、できればより深く追求してみましょう。
なぜその妥協点だったり、理想を掲げたのかの根拠、理由を考えて下さい。
これをしておくことで、後の面接や自己表現でかなり使えます。やっておいて、損はないです。
スケジュール
リスト、優先順位、妥協点が整理できたら、
いつまでにこの転職を成就させるかを考えましょう。
決めなくても、早く決まる人は早く決まりますが、、、
決めておくとぐだぐだになりません。
参考までに、始めて1週間ぐらいで、職務経歴書の作成とサイトへの公開になります。
次の1週間でエージェントか、上手くいけば企業からのスカウトが来ます。
エージェントのケースだと、面談⇒マッチ企業紹介⇒エントリー⇒エントリー先での書類審査⇒1次面接⇒2次面接⇒最終面接⇒内定というコースで最短1ヶ月ぐらいですかね。
企業によってまちまちですが、3ヶ月もあれば、2巡できるイメージです。
最後に
自分の転職の成功の条件をリスト化、そして優先順位、妥協点を決めておくことで前に突き進められます。
要するに、無駄に悩んだりせず、数ある案件の中で良質の案件を多く搾り出せるようになるのです。
これができたら、2~3社を同時期に進められるようにエージェントに頼んで、最低2社の内定を貰いにいきましょう!
どちらもいい企業だったら、「交渉」による更なるボーナスアップも期待できます。
この効率的かつ有効的な手法で転職活動することをお勧めします。
転職市場は売り手市場と言われてても、個人的には関係ないと思ってます。
むしろ、どんな手段でも人材を確保しにくる企業も少なくないですから、間違えるとまた転職したくなるといった負のループに陥ります。
企業選びも、始める前から具体的に選定できていればリスクも少なくなります。
是非、今回の記事を参考にしていただき、今後の転職活動を有意義に進めて行ってください。
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